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アルコテンポの会 第5回レポート

南港のCASO前から出発した今回のアルコテンポは、海辺・川辺の道編でした。

例によってあてどなく歩いて行くと、商業用の船着き場がありました。

日曜だったので人気はなく、そこにあるすべてのものが波と風で揺れていました。

このあたりは工場地帯です。

第2回目のアルコテンポで西成区〜大正区を歩いたときの感じに似ています。

休日の工場地帯は静かです。休日でも稼働している工場も、気配は無人。

対岸のアイランドをつなぐ巨大な橋に入りました。

橋の向こう側が遠すぎて、先が見えません。

この世でないような変な気分になりました。

体は先ほどのCASOの前にあるけれども、魂だけが天に向かって進んでいるような。

そう考えると、向こう側から歩いてきて、私たちの隣をすれ違う人々も、どこか浮世離れしたようにみえてきます。

市内の方をみると、ちょうど虹ができていました。

ゆっくり歩いたので、この橋をわたりきるにはたっぷり40分はかかりました。

久しぶりに平地につくと、平衡感覚が変わります。

またしても巨大なIKEAで休憩をして、一人はタクシーで、も二人は再び歩いてCASO前まで戻ります。

日はすっかり沈んで夜景になっています。

ふと、Eさんが、以前の会社で自分が採用した人が、2日前に突然亡くなった話をし始めました。

家族葬で、お葬式もなかったので、元々頻繁に顔を合わせる人ではなかったので、亡くなった気がしないそう。

彼岸と彼方をつなぐ長い橋は、存在とか死について想いをあ馳せるための峠のような気がしました。

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